きっとここを訪れる人はスティールパンに興味を持っている人だろう。
殆どはパノラマ・スティール・オーケストラから訪れた人かもしれない。
そんな人達には申し訳ない程に地味で勢いのない、音楽イェーとかでない話題の日々だ。
本当は派手な現象だけでなく、その中にあるオレの音楽に興味を持ってくれたら一番嬉しいのだが、なかなかそんな事はありえないと、今では心の底から現実を分かっているので大丈夫だ。
でも中にはこの楽器(ツール)を扱って日々生きている人もいると思う。
そんな人達は、好き勝手に音楽活動をしてPAN CAKEでデヴューして以来、PSOを世に出したり、スティールパンだけでほぼ20年生きているオレを一応チェックしてるのかもしれない。
世界中の人皆同じくスティールパンを演奏する。
そこには何も違いはない。
あるとすれば、人であり音楽そのものでしかない。
メロディー・・これが全てでもある、
そしてそれが集まったハーモニーの豊潤な幸せ。
楽しみ、苦しみ、悲しみ、スリル、迷い、喜び、祈り、許し、プライド、諦め、希望、
全ては音を紡ぎ出すことによる音楽の持つファンタジーだ。
PANは悪魔の楽器だと常々言っている。
スティールパンを始めた時からずっと周囲には言っている。
人の欲を増幅させるのだ。
先を見過ぎる事はそれ自体が悪だ。
安易にスティールパンならではの異国情緒が席巻している。
安直な怪しい音に聴衆が熱狂している。
人としてあたりまえのスマイルだけが音楽の救いになっている。
肩書きや存在感ばかりとても大切になっている。
これは音楽だと忘れないでほしい。
PANであろうとHANGであろうとBRASILであろうとINDIANであろうとEUROPEであろうとCARIBであろうとUSAであろうとJAZZであろうと歌であろうと行為であろうと
そして忘れないでほしい、良い欲も増幅するのだ。
それはハピネスをを惜しまずに分かち合うことだ。
とりあえず、
安易に金を払っちゃいかんよ、みんな!
またトリニダードにも寄ってみようと思う。
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